近代以降、科学技術によって都市が整備され、人の寿命は延び、生活は便利で豊かになりました。その反面、自然や地球そのものを脅かす課題を生み出しています。さらに2020年代、人類はコロナウイルスによって、誰もが「助けを必要とする人」であることを学びました。今一度、一人ひとりが地球の上で生かされている「いのち」である意識に立ち返って行動することが求められています。
「バタフライエフェクト」とは、非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながり、一見関係のないようなことが、意外なところに影響を及ぼすということを意味する言葉です。一人ひとりの意識や行動が、社会・地球環境など、他の「いのち」に影響することを示唆しています。
2025年の大阪・関西万博「いのち輝く未来社会のデザイン」に向け、多様な価値観が交錯するラウンドテーブルとして2022年から中之島で開催する「サイエンスアゴラ in 大阪」。今回は、いのち、水環境、まちづくり、建築、防災等の専門家や実践者が集い、個々の研究や活動の点と点を繋げ、思考・思想の線や円を描き、対話の循環を通じて、一人と世界の関係性について考察を深めます。
特設サイトはこちら → https://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/scienceagora_r06/
〈開催日時〉
2024年3月15日(金)
18時30分~20時30分(受付・開場18時15分より)
〈会場〉
① 大阪大学中之島センター10階佐治敬三メモリアルホール(大阪市北区中之島4-3-53)
② 21世紀懐徳堂公式 YouTubeライブ
https://www.youtube.com/watch?v=BtJapVFEzyU(申込不要)
〈参加費〉
無料
〈対象者〉
一般・学生(興味をお持ちの方はどなたでも)
〈定員〉
実来場観覧120名(要事前申込)
※YouTube Live配信でのご視聴は申込不要です
〈申し込み方法〉
Web申し込み: こちらのフォームよりお申し込みください
https://ws.formzu.net/dist/S274631570/
※上記以外の方法(電話・FAX・郵送など)によるお申し込みは受け付けておりません。
〈申込締切日〉
2024年3月10日(日)
〈問い合わせ先〉
サイエンスアゴラin大阪 事務局
TEL:06-6881-8113
scienceagora@21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp
⼤阪⼤学社会ソリューションイニシアティブ⻑
1959年 生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(京都大学)。専門分野は経済学史、経済思想。立命館大学助教授、大阪大学助教授を経て、2001年より大阪大学教授。2018年より同⼤学社会ソリューションイニシアティブ⻑を兼務、2019年同大栄誉教授。2019年に紫綬褒章を授賞。2022年より同⼤学が推進するSDGsおよび2025年⽇本国際博覧会(⼤阪・関⻄万博)推進担当の総⻑補佐。
主な著書に『Political Economy of Public Finance in Britain 1767-1873』(Routledge、日経・経済図書文化賞)、『アダム・スミス──「道徳感情論」 と「国富論」の世界』(中央公論新社、サントリー学芸賞)など。
東京⼤学総⻑特別参与、大学院⼯学系研究科教授
1964年東京生まれ、西宮育ち。博士(工学、東京大学)、気象予報士。2016-21年には国連大学上級副学長を兼務。2020年より現職。専門は水文学で地球規模の水循環と世界の水資源を研究。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書統括執筆責任者、国土審議会委員ほかを務めた。
書籍に『水の未来─グローバルリスクと日本』(岩波新書)、『水危機 ほんとうの話』(新潮選書)など。
生態学琵琶湖賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数。2020年10月より日本学術会議会員、ローマクラブ正会員。2021年国際水文学賞Doogeメダル、2023年ヨーロッパ地球科学連合John Dalton Medal。2021年10月より東京財団政策研究所研究主幹(非常勤)として「未来の水ビジョン」プログラム担当。水文・水資源学会会長。
https://hydro.iis.u-tokyo.ac.jp/~taikan/
永⼭祐⼦建築設計 代表
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事に「LOUIS VUITTON京都大丸店」「豊島横尾館」「ドバイ国際博覧会日本館」「JINS PARK」「膜屋根のいえ」「東急歌舞伎町タワー」など。JIA新人賞(2014)、WorldArchitecture Festival 2022 Highly Commended(2022)、iF Design Award 2023 Winner(2023)など。
現在、2025年大阪・関西万博にて、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」と「ウーマンズパビリオンin collaboration with Cartier」(2025)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。
株式会社ワイキューブ・ラボ 代表取締役/一般社団法人水辺ラボ 代表理事
1975年 生まれ。2004年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程単位修得退学。⼯学博⼠。一級小型船舶操縦士。国内旅程管理主任者。 株式会社ダン計画研究所研究員・研究主査、大阪府府民文化部都市魅力創造局都市魅力課都市魅力プランナー、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員を経て、2011年株式会社ワイキューブ・ラボを設立。 ⼤阪・関西を中心に活動するまちづくりのコンサルタント。⽔辺の魅⼒づくりを得意とし、大阪市との事業協定にもとづく、規制緩和スキームから生まれた新しいパブリックスペース「β本町橋」の運営や、⽔辺関連の調査を中⼼に活動。「⽔都⼤阪」の都市開発プロジェクトに⻑年携わっている。
万博未来研究会 防災班ユースメンバー
大阪府主催『万博×環境 未来を描こうプロジェクト』にてアーバンリサーチと協働し、防災とファッションを考える「BOSAI FASHION LABO」を2021年9月1日「防災の日」に設立。 “身に付けたくなる防災アイテム”“もしものときに役立つファッション”をテーマにした「第1回 防災ファッション アイディアコンペティション」の入賞作品が商品化・販売される。 2025年の大阪・関西万博では、大阪を防災のモデル都市として世界にアピ―ルすべく、アイデア実現に向けて、企業との意見交換や自治体への提案等、日々活動に励んでいる。
登壇者:多田裕亮(社会人一年目)、古市優衣(京都府立大学院二回生)、松浦翔多朗(桃山学院大学経済学部一回生)
https://sites.google.com/view/osaka-bosai/project/osaka-pref
https://www.urban-research.co.jp/special/bosaifashion-ideacompetition/
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