私たちの環境は、目まぐるしく変化しています。当たり前だったことが普通でなくなる場面は数多くあります。あらゆる物事はつながっていて、遠い国の問題が私たちの生活に直接的な影響を与えることもあります。
発展する科学技術だけで人々の不便を乗り越えられる時期は過ぎ、今は、斬新なアイデアが価値を生む時代と言われています。そうした時代を生きる私たち一人ひとりには、「人生100年時代」における社会人の学び直し「リカレント教育」や、理系や文系の枠を超えて課題発見・解決力や創造力を育む「STEAM教育」など、学びのあり方や可能性が広がっています。
「サイエンスアゴラ in 大阪」は、2025年の大阪・関西万博「いのち輝く未来社会のデザイン」に向け、多様な価値観が交錯するラウンドテーブルとして、2021年から中之島を舞台に開催しています。今年は、サイエンスアゴラの全体テーマ「まぜて、こえて、つくりだそう」に基づき、総合知(多様な知が集い、新たな価値を創出する知の活力を生むこと)につながる機会として、「学び続けられる社会」についての対話を繰り広げます。
【プログラム】
●開会のご挨拶
三成賢次(大阪大学理事、大阪大学21世紀懐徳堂学主)
●基調講演
「STEAM教育とは?〜一人ひとりの創造性をひらく学び」
中島さち子(ジャズピアニスト、数学教育者、steAm Inc.代表取締役社長)
●ディスカッション
「まぜて、こえて、つくりだそう〜学び続けられる社会へ」
登壇者:
中島さち子(ジャズピアニスト、数学教育者、steAm Inc.代表取締役社長)
小林仁(大阪市立東洋陶磁美術館 学芸課長代理)
中村征樹(大阪大学全学教育推進機構教授)
森田由子(日本科学未来館事業部経営戦略室 科学コミュニケーション専門主任)
ファシリテーター:
堂目卓生(大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ長)
●閉会のご挨拶
塩崎正晴(科学技術振興機構 理事)
総合司会:
木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授)
主催:
大阪大学21世紀懐徳堂
共催:
科学技術振興機構
クリエイティブアイランド中之島実行委員会
大阪中之島美術館
アートエリアB1