「クリエイティブアイランド中之島」が目指すビジョンを語るシンボルイベント
本プロジェクトのシンボルイベントとして、創造的な都市と芸術との関係を主題に、その思考と実践について語り合うシンポジウムを開催しました。第1部として、2020年に香港の西九文化区に開館を予定している、世界最大規模の現代美術館「M+」の副館長兼チーフ・キュレーターであるドリュン・チョン氏をお招きし、芸術を通じた都市の創造性について基調講演を行った後、第2部では、中之島で文化事業を行ってきた実践者が集い、大阪・中之島で創造的な地域を形成する可能性について、対話を繰り広げました。
開催日時:2018年12月16日(日)13:30-16:30
会場:アートエリアB1
参加費:無料 *日英同時通訳
〈第1部〉
基調講演「水辺の都市における創造的都市論」
ドリュン・チョン(M+ 副館長兼チーフ・キュレーター(香港))


〈第2部〉
ディスカッション「中之島の共創のビジョン――クリエイティブ・アイランドに向けて」
パネリスト:
植木啓子(大阪中之島美術館準備室 研究副主幹)
大谷燠(NPO法人DANCE BOX 理事長/神戸アートビレッジセンター館長)
加藤好文(京阪ホールディングス株式会社代表取締役社長)
ドリュン・チョン
西尾章治郎(大阪大学総長)
西野達(アーティスト)
モデレーター:
河島伸子(同志社大学経済学部教授)
総合司会:
木ノ下智恵子(アートエリアB1 運営委員)


成果と課題
香港における現在進行中のダイナミックな美術館計画について語られた基調講演に刺激を受けながら、ディスカッションでは、同じく現在開館準備が進められる大阪中之島美術館への期待や、芸術の創造性が都市に寄与することについて語られました。その創造性を発揮するためには連携が不可欠であり、それらをつなぐハブとしてのアートエリアB1の重要性も広く共有することができました。この場の言葉だけで終わらせず、具体的な施策へと向かう機運を高めることが重要だと考えます。
