ラボカフェスペシャル featuring クリエイティブ・アイランド・ラボ 中之島02
世界の都市の中の”島”

開催日時:2018年8月25日(土)16:00-18:00
会場:アートエリアB1 
参加費:無料
トークゲスト:五十嵐太郎(建築史家、東北大学大学院教授)
カフェマスター:木ノ下智恵子(アートエリアB1運営委員)


大阪の「中之島」は、堂島川と土佐堀川に挟まれた東西約3kmの中洲(島)です。水運の利を得て安土桃山時代以降に開拓、現代まで大阪の文化経済の中心地として発展してきました。一方、世界各地でも、中之島と同様に、パリのシテ島やベルリンのムゼウムスインゼルなど、文化芸術・学術拠点を軸にした創造的な都市開発の好例が多くあります。 今回は、幅広い視野と独自の視点から建築評論、建築史のみならず、建築と美術のキュレーションを手がける五十嵐太郎氏をお招きし、海外の文化島の事例や、コルビュジエ設計の難民収容船「アジールフロッタン」など都市における水辺の社会的・文化的活用について参照しながら、都市の中洲としての中之島の可能性について語り合いました。

チラシデザイン:倉澤洋輝

五十嵐太郎|Taro Igarashi
1967年パリ生まれ。建築史・建築批評家。
1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。
現在、東北大学大学院教授。
あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナー、「窓学展示-窓から見える世界ー」の監修を務める。
第64回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。『ル・コルビュジエがめざしたもの-近代建築の理論と展開-』(青土社、2018)、『日本の建築家はなぜ世界で愛されるのか』(PHP研究所、2017)、『日本建築入門-近代と伝統』(筑摩書房、2016)ほか著書多数。