日本美術には、まだ世に知られていない作者、作品が埋もれています。例えば、伊藤若冲(1716 – 1800)の場合、2000年に京都国立博物館で開催された展覧会をきっかけに、空前の若冲ブームが巻き起こりましたが、そんな若冲も、2000年以前は一般の人々にとっては「知られざる鉱脈」でした。その後も若冲をはじめとする奇想の画家の発掘は進みましたが、縄文から近現代まで、いまだ知られざる鉱脈がまだまだ眠っています。
本展では、あらためてその鉱脈を掘り起こし、美しい宝石として今後の日本美術史に定着していくことを目標としています。観客のみなさんが、ご自分の眼で「未来の国宝」を探していただきたいと思います。
開催日時・観覧方法
〈会期〉
2025年6月21日(土)–2025年 8月31日(日)
〈開場時間〉
10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
※一部日程において開館延長を実施します。
開館延長日時:2025年7月18日から8月30日までの金曜日、土曜日、祝前日の17:00-19:00
(7/18、19、20、25、26、8/1、2、8、9、10、15、16、22、23、29、30)
〈休館日〉
月曜日、7月22日(火) *7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館
〈会場〉
大阪中之島美術館 4階展示室
〈主催〉
大阪中之島美術館、日本経済新聞社、NHK大阪放送局、NHKエンタープライズ近畿
〈協賛〉
岩谷産業、大阪商工信用金庫、大林組、ダイキン工業、三井不動産、桃谷順天館
〈監修〉
山下裕二(明治学院大学教授)
〈企画協力〉
浅野研究所
〈観覧料〉
一般 1800円(団体 1600円)
高大生 1500円(団体 1300円)
小中生 500円(団体 300円)
*税込み価格。