大阪出身で、大正から昭和初期にかけて活躍し、日本人としての油彩画を追求し続けた画家、小出楢󠄀重(1887-1931)。特に裸婦像は「裸婦の楢󠄀重」と称されるほどの独自の様式に到達し、日本女性の裸身を絵画上に魅力的に表現しました。
四半世紀ぶりの本格的な回顧展となる本展では、楢󠄀重の創作を各時代の代表作とともにたどり、画家が求めた独自の表現について再考します。また、油彩画のみならず、ガラス絵、挿絵、装幀、随筆などに発揮された多彩な才能もあわせて紹介します。さらには、設立者の一人となり、1924年(大正13)に大阪市西区に開設された信濃橋洋画研究所を特集。楢󠄀重の教育者としての活動を振り返ります。日本近代洋画史上稀有な才能を発揮した楢󠄀重について、その魅力を再発見する機会となるでしょう。
開催日時・観覧方法
〈会期〉
2025年9月13日(土) – 2025年11月24日(月・振)
〈開場時間〉
10:00 – 17:00(入場は16:30まで)
〈休館日〉
月曜日、10/14(火)、11/4(火)
*9/15(月・祝)、10/13(月・祝)、11/3(月・祝)、11/24(月・振)は開館
〈会場〉
大阪中之島美術館 4階展示室
〈主催〉
大阪中之島美術館
〈特別協力〉
芦屋市立美術博物館
〈助成〉
一般財団法人 安藤忠雄文化財団
〈観覧料〉
一般=1700円(団体=1500円)
高大生=1200円(団体=1000円)
中学生以下=無料
*税込価格。