美術館構想の発表から約40年。そして準備室の設置から約30年。2022年2月、大阪中之島美術館はいよいよ開館のときを迎えました。
「みんなのまち 大阪の肖像」は、この待ちに待った開館を記念して、美術館が誕生するこの都市「大阪」をテーマとする展覧会です。
明治から現在へと時代が移り変わるなかで、大阪は近代化の道を歩み、戦禍を耐え、そして世紀を超えてなお個性豊かな大都市、そしてわたしたち「みんなのまち」であり続けています。本展覧会は、絵画、写真、ポスターをはじめ、大阪中之島美術館の多岐にわたるコレクションを中心に、大阪府市内外の博物館・美術館や企業などからの出品を加え、大阪の魅力を広く深く掘り起こします。
過ぎし日の大阪に「懐かしさ」を感じていただくこともあるでしょう。日ごろ目にする街並みのなかに「まだ知らない大阪」を発見する機会となるかもしれません。過去約1世紀半の間に大阪が見せた多彩な“肖像(かお)”をご紹介し、大阪をめぐる時空の旅へとみなさんをいざないます。
開催日時・観覧方法
〈会期〉
[第1期]2022年4月9日(土)– 7月3日(日)
*月曜日休館
〈主催〉
大阪中之島美術館、読売新聞社
〈会場〉
大阪中之島美術館 4階展示室