大阪中之島美術館で開催中の「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」でのギャラリーツアーとともに、同時代の日本の意匠デザインに関する大阪市立科学館所蔵の貴重な書籍を展示するgraf porchで、100年前から息づくアール・デコの魅力と建築や工業製品等への影響について異なる視点を持つ三者が語り合います。
開催日時
日時:11月2日(日)16:00-19:00(受付14:00-16:00)
会場:大阪中之島美術館、graf porch
定員:40名(先着順・要事前申込)
料金:2,300円(税込、「新時代のヴィーナス!アール・デコ100年展」チケットおよび特製中之島ブックレット付)
登壇者:平井直子(大阪中之島美術館 主任学芸員)
嘉数次人(大阪市立科学館 主任学芸員)
服部滋樹(graf代表取締役社長)
主催:クリエイティブアイランド中之島実行委員会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁、大阪中之島美術館、大阪市立科学館、graf
共催:中之島パビリオンフェスティバル2025 実行委員会
委託:令和7年度日本博2.0 事業(委託型)
登壇者プロフィール:
平井直子(ひらい・なおこ)
イタリア政府給費奨学生として、ミラノ工科大学建築史学科に留学。川崎市市民ミュージアム学芸員を経て、現在大阪中之島美術館学芸員。企画展に「平行人生 新宮晋+レンゾ・ピアノ」展、「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」展などがある。文学博士(大阪大学)。

嘉数次人(かず・つぐと)
大阪教育大学大学院教育学研究科修了。1990年より大阪市立科学館。現在、主任学芸員。専門は近世日本を中心とした科学史と科学普及。著書に『天文学者たちの江戸時代』(ちくま文庫)、『木村蒹葭堂 -なにわ知の巨人』(共著、思文閣出版)など。

服部滋樹(はっとり・しげき)
graf代表、クリエイティブディレクター、デザイナー
京都芸術大学 芸術学部 教授 大学院文化デザイン芸術教育領域長
1970年 生まれ、大阪府出身
暮らしにまつわるさまざまな要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニットgraf。1993年から活動を始め、デザインワーク、ショップ、キッチンから生まれるさまざまなアイデアを実験的に試みながら、異業種が集まる環境と特性を生かした新たな活動領域を開拓している。grafでは代表を務めるほか、建築、インテリアなど空間に関わるデザインやディレクションを行う。デザインリサーチからコンセプトを抽出し、地域や社会基盤もその領域として捉え、仕組みの再構成と豊かな関係性を生み出すコミュニケーションを物づくりからデザインする。プロジェクトからログラムへ、ムーブメントからカルチャーへ育むデザインを目指している。

