「天井から音が降り注ぐ」と称えられる音響特性や広壮で充実した舞台設備を有する世界屈指のホールであるフェスティバルホール。その魅力を解き明かすツアー&トークでは、音響学研究者のナビゲートのもと、大阪フィルハーモニー交響楽団チェロ・トップ奏者の近藤浩志さんの演奏を約2500席ある客席を移動して聴き比べたり、専門的解説を通じて、音響空間の奥深い世界と、そこに込められた技巧を掘り下げていきます。 生配信でお届けしたトークに加え、冒頭で来場者が行った聴き比べ体験の様子も加えた【完全版】を公開しました。
演奏:
近藤浩志(大阪フィルハーモニー交響楽団チェロ・トップ奏者)
トーク登壇者:下倉良太(音響学/大阪大学基礎工学研究科准教授)
加藤浩介(音響学/大阪大学共創機構、工学研究科講師)
演目:
1. 席を移動しながら聴き比べ……ダニーボーイ(アイルランド民謡)
2. 演奏者が演奏場所を変えて聴き比べ…… サン= サーンス「白鳥」
3. 近藤浩志氏による特別演奏……無伴奏チェロ組曲第3番サラバンド、鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
主催:
クリエイティブアイランド中之島実行委員会、フェスティバルホール、文化庁
(文化庁委託事業「令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業」)