新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは、多くの人命を奪い、人々の社会的・経済的・文化的な活動を縮減させ、人間 がこれまで築いてきた「世界」に対しさまざまな負の影響を及ぼしています。 社会全体の仕組みの変化というものは、徐々に時間の流れのなかで進んでいくものでしたが、コロナ禍のもとでは多くのことが 急激に変化しています。外出自粛やテレワークの拡大をきっかけに、私たちは自身の生活や仕事のあり方、さらには生き方その ものにかかわる価値観とも深く向き合うことになりました。 2年にわたるコロナ禍のもとで、私たちは、どのような価値観を共有し、新たな社会のあり方や人としての生き方を模索してい くのか。ポストコロナの環境において、2025年に大阪・関西万博が「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開かれま す。私たちは「いのち」について改めて深く考え直し、生活を、経済をいかに取り戻し、あるいはさらにイノベートしていくの か。いまそのためのDialogue対話の場が求められています。 「サイエンスアゴラ in 大阪」では、コロナ禍を生きる私たちの未来について、異なった立ち位置や視点を持った人々が真摯に 語り合い、多様な価値観が交錯するラウンドテーブルを開催します。
開会のご挨拶
三成賢次(大阪大学理事、大阪大学21世紀懐徳堂学主)
共催者のご挨拶
塩崎正晴(科学技術振興機構 理事)
基調講演
「人間とは何か?命の可能性を拡げる試み」
石黒浩(大阪大学栄誉教授、大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー)
ディスカッション
「Dialogue for Life~コロナ禍を生きる私たちの未来に向けて~」
登壇者:
石黒浩(大阪大学栄誉教授、大阪・関西万博 テーマ事業プロデューサー)
玉川弘子(大阪商工会議所地域振興部長 兼万博協力推進室長)
熊谷晋一郎[オンライン参加](東京大学 先端科学技術研究センター准教授)
ファシリテーター:
堂目卓生(大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ長)
コメンテーター:
サリー楓(株式会社日建設計 コンサルタント、建築デザイナー)
永井佑依(a-tune副代表、大阪大学外国語学部学部生)
閉会のご挨拶
河原 源太(大阪大学理事)
荒川敦史(科学技術振興機構「科学と社会」推進部 部長)
総合司会:
木ノ下智恵子(大阪大学21世紀懐徳堂 准教授)
主催:
大阪大学21世紀懐徳堂
共催:
科学技術振興機構、アートエリアB1、 大阪市中央公会堂 指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ、 クリエイティブアイランド中之島実行委員会