「都市計画の視点で巡る中之島フィールドワーク」

饗庭伸(都市計画家)


人口減少時代の都市問題の研究で知られる饗庭伸氏は、中之島を考えるイメージとコトバと人に注目し、この3つの組み合わせから、中之島の課題をあぶり出そうとしました。その課題や中之島固有の情報を集め、それらを素材に【主体】【目的】【実現手段】を組み合わせて、都市計画を生成するカードゲームを作成。リサーチの最終日に、そのカードゲームを行うワークショップとトークを実施し、参加者自身が考える「ありえたかもしれない中之島の都市計画」を描き出しました。


● 2018-2019年リサーチスケジュール
12/26、27 中之島を徒歩と船で周遊、中之島のイメージの収集 
1/13、14  「中之島カードゲーム」の試作と実験、中之島周辺の街の周遊
1/29    カードゲーム制作、トーク&ワークショップを実施


●公開プログラム
ラボカフェスペシャル featuring クリエイティブ・アイランド・ラボ 中之島 08
中之島リサーチプログラム:饗庭伸「都市計画の視点で巡る中之島フィールドリサーチ」

饗庭氏がフィールドリサーチを経て制作した中之島の都市計画を考えるための「中之島カードゲーム」のワークショップを行ったあと、中之島でのリサーチや、饗庭氏のこれまでの研究についてや、饗庭氏から見た中之島のまちについて語りました。
日時:2019年1月29日(火)19:00−21:00 会場:アートエリアB1 参加費:無料
ゲスト:饗庭伸(首都大学東京 都市環境学部都市政策科学科 教授)
カフェマスター:久保田テツ、木ノ下智恵子(アートエリアB1運営委員)


饗庭伸 Shin Aiba

首都大学東京都市環境学部都市政策科学科教授。1971年兵庫県西宮市生まれ。専門は都市計画とまちづくり。人口減少時代における都市計画のあり方、震災復興、東アジア諸国のまちづくりなどに関する研究とともに、岩手県大船渡市、山形県鶴岡市、東京都世田谷区など、国内各地のまちづくり現場に携わる。近著に『都市をたたむ』(花伝社、2015)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著、学芸出版社、2014)など。
http://www.aibalab.com/