2022年02月11日(金)

クリエイティブアイランド中之島‐創造的な実験島‐  シンボルシンポジウム 「中之島の“いま”と“みらい”」~都市の創造性、持続可能なネットワークモデル~

中之島は魅力的なコンテンツが集積する“まち”でありながら、大阪の中でもいわゆる「キタ」や「ミナミ」と呼ばれる地域に比べて実はあまり知られていないエリアでもあります。「クリエイティブアイランド中之島」は本格始動となる本年、開館まもない大阪中之島美術館にて、多彩な分野からゲストを迎え“みらい”、“まなび”、“くらし”をテーマとした3部構成のシンポジウムを開催します。あらゆる視点から中之島の今を紐解き、都市の創造性と持続可能なネットワークモデルによって未来を描きます。そして、2025年開催の大阪・関西万博を見据え、将来を考える手がかりに本事業の憲章的なるビジョンについて、対話による創出を試みます。

第1部 13:00~15:00
“みらい”の中之島
第1部はメインシンポジウムとして、大阪の文化特区を目指す中之島の可能性について対話を繰り広げます。「“みらい”の中之島」ではCIMAM(国際美術館会議)会長で森美術館館長の片岡真実氏をゲストに迎え、国際的な観点からの都市創造や国際事業の意義、コロナ禍における芸術文化の課題と展望について、本事業の西尾委員長をはじめとする実行委員メンバーと共に中之島の将来構想を描きます。

【登壇者】
片岡真実(森美術館館長、国際美術館会議会長)
西尾章治郎(実行委員長、大阪大学総長)
島敦彦(実行委員会、国立国際美術館館長)
菅谷富夫(実行委員会、大阪中之島美術館館長)
福島伸一(実行委員会、株式会社大阪国際会議場代表取締役社長)

第2部 15:15~16:45
“まなび”の中之島
中之島は大人のリカレント教育の場はもとより、こども本の森 中之島の開館に伴う未来の担い手たちに至るまで、様々な人々に開かれた“知と感性・好奇心を育む島”として期待されています。「“まなび”の中之島」ではSTEAM教育家で大阪・関西万博のプロデューサーでもある中島さち子氏をゲストに迎え、中之島の教育の場としての可能性について対話を繰り広げます。

【登壇者】
中島さち子(ジャズピアニスト、数学教育者、steAm Inc.代表取締役社長)
嘉数次人(実行委員会、大阪市立科学館 学芸課長)
小林仁(実行委員会、大阪市立東洋陶磁美術館 学芸課長代理)
服部滋樹(実行委員会、graf代表取締役社長)

第3部 17:00~18:30
“くらし”と中之島
歴史的建造物や文化施設、企業ビル、そして公園や水辺など文化資産に満ちた島である中之島は、消費者や一般生活者の視点で見るとどのような存在でしょうか。「“くらし”と中之島」では、関西のまちの情報を深く知る編集長の竹村匡己氏と朝日新聞の桝井政則氏をゲストに迎え、メディア、パブリシティーの観点から中之島の日常における創造性ついて対話します。

【登壇者】
竹村匡己(エルマガジン社『SAVVY』編集長)
桝井政則(朝日新聞 大阪本社生活文化部長)
伊藤真由美(実行委員会、こども本の森 中之島館長)
勝盛典子(実行委員会、中之島香雪美術館 館長)
岸田文夫(実行委員会、中之島まちみらい協議会 代表幹事)

【全体進行】
木ノ下智恵子(実行委員会、大阪大学21世紀懐徳堂准教授)

実来場

日時
2月11日(金・祝)13:00〜18:30(受付・開場12:30)

会場
大阪中之島美術館 1階ホール(大阪市北区中之島4-3-1)
https://nakka-art.jp/visit/access/

料金
1,000円

定員
100名(要チケット購入・先着)

オンライン配信

日時
2月11日(金・祝)13:00〜18:30

料金
無料・申込不要
https://youtu.be/Nlx3aZ3OheM

問い合わせ先
クリエイティブアイランド中之島実行委員会(アートエリアB1内)
TEL.06–6226–4006(12:00~19:00)
月曜休館(祝日の場合は翌日)/ E-mail.

登壇者

片岡真実
東京オペラシティアートギャラリーを経て2003年から森美術館。2020年より現職。光州ビエンナーレ(共同)、シドニー・ビエンナーレの芸術監督を歴任し、現在、国際芸術祭「あいち2022」芸術監督。CIMAM(国際美術館会議)会長。

中島さち子
ジャズピアニスト・数学研究者・STEAM教育家・メディアアーティスト。大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー。1979年生まれ。幼少時からピアノや作曲に親しむ。1996年国際数学オリンピックインド大会で日本人初の金メダルを獲得。東京大学理学部にて数学を学ぶ一方ジャズに出会い音楽の道へ。現在は、音楽・数学・教育の分野で活動し、さまざまな講演、演奏活動やアート創作、研究、教育プログラム開発等を展開。2017年には株式会社steAmを設立し、STEAM教育の普及に努めている。

竹村匡己
月刊誌『SAVVY』編集長。1975年京都府生まれ。大阪市立大学卒業後、保険会社のシステムエンジニアを経て、2000年京阪神エルマガジン社入社。京阪神の観光、食、ファッションなど様々な情報を扱い、雑誌のみならず多彩な事業を展開する同社にて、『Lmagazine』、『SAVVY』、『リシェ』などの編集部を担当。2014年『Meets Regional』編集長に就任。2019年8月より現職。

桝井政則
大阪市生まれ。1992年に朝日新聞社に入り、横浜総局、鳥取総局、東京本社文化くらし報道部、高松総局長などをへて、2021年4月から大阪本社生活文化部長。記者としては舞台芸術を中心とする芸能・文化が専門。

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